よくある質問
予約・受診
Q 予約のキャンセル・変更は可能ですか?
はい、可能です。予約システムまたはお電話またはメールにてお手続きください。
Q 急いで受診したいのですが可能ですか?
お急ぎの場合はお電話で相談されるとスムーズです。
お電話は診療時間外にいただいても大丈夫ですのでご相談ください。
Q 「デジスマ診察券アプリ」はWeb予約に必須ですか?
必ずしもアプリを入れなくてもWeb上で予約できます。
ただし、アプリを利用するとクレジットカード登録+デジスマ払いにより、院内でのお会計が不要にできます。
(デジスマ払いじゃなくても医院でのキャッシュレス決済は可能です)
Q 他院から転院し、同じ薬を出してほしいのですが。
院内在庫がある薬は院内処方が可能です。在庫がない薬は院外処方となります。
なお、コンサータ、ビバンセは処方不可です。
また、多量の薬・新薬・入手困難・濫用されやすい薬は処方が難しい場合があります。
転院の際は紹介状をご持参ください。
Q 受診を拒否する家族・知人を連れて来ても大丈夫ですか?
当院では、治療関係は本人の同意を前提としています。
本人の同意が得られない場合、スタッフのいない当院では治療の継続が難しくなります。
また、本人不在での代理受診も原則としてお勧めしません。
(同一処方のみ認める医院もあるようですが、今後検討します。)
Q 未成年・小児の受診は可能ですか?
まず未成年の場合、保護者の同意および同伴が必須です。
そして、特に中学生以下の診療については、やはり当院ではリソースが不十分であるため、基本的には小児精神科の受診を推奨しております。どうしても当院での診察をご希望の場合は対応いたしますが、初診1時間の診察時間で親子ともに満足のいくような診療内容とするのは困難であるケースが多いことをご理解ください。
Q 小さな子どもを連れて受診しても大丈夫ですか?
可能です。汚さない、騒がないことにご協力ください。
待合室ではアニメ上映が可能ですが、必要に応じてお子さま用のおもちゃなどをご持参ください。
Q 診察中、付き添いの人がいてもいいですか?
家族に限らず、友人や同僚などでも本人の同意があれば診察に同席可能です。
ただし、診察は本人との1対1の面談時間が基本ですので、付き添いの方には十分に説明し納得させることができない場合があることをご了承ください。
Q 生命保険や住宅ローンの申請を控えていますが、受診しても大丈夫ですか?
ご注意ください。生命保険や団体信用保険の審査では、過去の通院歴や病名が確認されます。
当院に限らず、精神科・心療内科を受診すると、「適応障害」「不眠症」「うつ状態」「うつ病」などの保険病名が健康保険の履歴として残り、審査に不利となる場合があります。
影響期間は法的には5年、実務上はおよそ2年程度です。
一方、保険加入後の受診は問題ありません。
Q 発達障害の診断はできますか?
「発達障害の『診断』のための受診」については当院は否定的な立場です。詳しくはブログ記事をご覧ください。
https://smart-mental.jp/2025/10/09/hattatsu-shindan/
Q 生活保護を受給していますが、受診できますか?
申し訳ありません。当院は生活保護法指定医療機関ではないため、医療扶助の適用外となります。
診断書・申請
Q 休職診断書は発行できますか?
はい、発行可能です。
休職のための診断書を含む一般的な診断書は、多くの場合即日発行が可能です。
Q 傷病手当金の申請方法を教えてください。
大企業では会社側から案内がある場合もありますが、基本的にはご自身で申請します。
1. 健康保険組合の指定する申請書を入手します。(例:協会けんぽの場合 → 申請書ダウンロードページ)
2. 事業主に休業期間や報酬額を証明してもらいます。
3. 医師に「療養中であること」の証明を受けます。
4. 本人が健保組合へ申請します。
2~3か月の審査後、傷病手当金が振り込まれます。(収入の2/3の金額、非課税)
※ 事業主が休業証明に応じないのは違法行為です。必要に応じて労働基準監督署にご相談ください。
なお、病院によっては申請用紙を手配してくれる場合もあるようです。当院でも今後対応を検討しています。
Q 会社から傷病手当金支給申請書に医師の証明をしてもらうよう言われました。
お持ちいただければ証明いたします。
ただし、傷病手当金の証明は実際に休んだ後の期間のみ発行できるものになります。
例:
1月1日~1月31日の労務不能証明を希望される場合、1月31日以降でなければ証明できません。
1月15日の受診時には、1月1日~1月15日までの分しか証明できません。
ほかにも、
・初診日以降のみ証明が可能です(転院などで空白期間がある場合その部分は証明できません)。
・2週間に1回程度の通院継続が証明の条件となります。
Q 傷病手当金の申請タイミングやペースはどのくらいが良いですか?
申請者が自由に選べます。
早めに給付を受けたい方はこまめに申請、そうでない方はまとめて申請されると良いでしょう。
一般的には1〜3か月ごとの申請が多い印象です。
企業が独自に申請間隔を定めている場合もあります。
Q 自立支援医療制度は利用できますか?どうすればいいですか?
はい、利用できます。
1. 当院で自立支援医療の診断書を作成します。
2. その診断書を市役所へ提出し、申請します。
3. 受給者証が届くと自己負担が1割になります。
また、申請以降受給者証が届くまでの間に支払った2割分は後日返金されます。
当院では、通常5,500円程度かかる診断書作成料を無料サービスしております。お気軽にお申し付けください。
※本来は所得制限のある制度ですが、「うつ病」「統合失調症」などは重症扱いとして所得にかかわらず適用されることが多いです。ぜひご利用をご検討ください。
治療・服薬
Q 薬は毎日飲み続けるものですか?
薬には、毎日服用すべき薬と、できるだけ服用頻度を減らしたほうがよい薬の2種類があります。
■ 毎日飲み続ける薬
抗うつ薬(セルトラリン、サインバルタ〈デュロキセチン〉、ミルタザピン、エスシタロプラムなど)
→ 少しずつ効果を発揮するため、毎日継続して飲むことが重要です。
統合失調症に対する抗精神病薬(アリピプラゾール、リスペリドンなど)
→ 服薬を中断すると再発しやすくなるため、毎日の服用が必要です。
■ なるべく飲む頻度を減らしたほうがよい薬
ベンゾジアゼピン系および類似薬の睡眠薬・抗不安薬
(ゾルピデム〈マイスリー〉、ブロチゾラム、セパゾン〈クロキサゾラム〉、メイラックス〈ロフラゼプ〉、ワイパックス〈ロラゼパム〉、エスタゾラム、ソラナックス〈アルプラゾラム〉、ルネスタ〈エスゾピクロン〉、ジアゼパム、リスミー〈リルマザホン〉、リーゼ〈クロチアゼパム〉など)
→ 耐性・依存性があるため、毎日の服用は避けたほうが望ましい薬です。
■ 例外的な薬
デエビゴ等:依存形成が少なく、毎日服用しても問題のない睡眠薬です。
レスリン〈トラゾドン〉、スルピリド、セディール〈タンドスピロン〉:性質がやや異なり、個別に判断が必要です。
Q 薬を飲み忘れてしまいました。
1日飲み忘れた程度であれば、大きな問題になることは少ないです。
翌日から通常どおりの量で再開してください。
※「2倍量をまとめて飲む」ことはしないでください。
Q 薬を飲んで皮疹・蕁麻疹が出ました。
薬物アレルギーの可能性があります。
すぐに服薬を中止し、症状が強い場合は医療機関を受診してください。
特に、息苦しさや呼吸困難を伴う場合は、アナフィラキシーショックの危険があるため、救急外来へ相談してください。
当院では滅多に処方することはないと思いますが、テグレトール(カルバマゼピン)、ラミクタール(ラモトリギン)などの抗てんかん薬で重篤な皮疹が起こることがあります。注意が必要です。
Q 薬を飲んで吐き気がします。
特に抗うつ薬を飲み始めた際に、軽い吐き気(嘔気)を感じることがあります。
多くは1週間ほどで慣れてきますが、我慢できない場合は、薬の種類や量を変更することも可能です。ご相談ください。
Q 薬を飲んで体がだるくなります。
精神科の薬には、多かれ少なかれ鎮静作用があります。
気持ちを落ち着かせる治療効果にもつながる一方で、場合によっては倦怠感や活力低下を強めてしまうこともあります。
そのため、あなたに合う薬と適切な量を一緒に探していくことが大切です。調整を重ねながら、無理のない治療を目指しましょう。
Q 薬をやめてもいいですか?
■ 飲み始めで合わない場合
抗うつ薬などを初めて服用して、明らかな副作用や「合わない感じ」がある場合は、中止してもかまわないというよう当院では指導しています。
(※他院では「多少の副作用でも続けてください」と指導する場合もあります)
ただし、統合失調症の急性期など服薬が特に重要な場合は例外です。
■ 長期間服用している場合
1か月以上飲み続けている薬を急にやめると、離脱症状が出ることがあります。
自己判断で中止せず、必ず医師にご相談ください。
Q 薬はどれくらいの期間、飲み続けるものですか?
■ 抗うつ薬(うつ病・不安障害など)
うつ病や不安障害に使う抗うつ薬は、毎日飲んで徐々に効くもので、数か月〜年単位で飲み続ける薬です。
症状が落ち着いたあとも1か月〜数か月ほど継続し、その後は少しずつ減薬していくのが基本です。
■ 抗精神病薬(統合失調症など)
統合失調症に対する抗精神病薬は、再発予防のために継続することがとても重要です。
症状が落ち着いても中止すると再発の可能性が高く、人によっては長期間、あるいは一生涯服薬を続けた方がよいとされる場合もあります。
■ 睡眠薬・抗不安薬(特にベンゾジアゼピン系など)
これらの薬は症状が強いときだけ頓服的に使うタイプの薬です。不眠や不安が落ち着き、必要がなくなった場合は中止して構いません。ただし、長期間の連用後の中断は離脱症状が出るため、医師と相談しながら減らしていきましょう。